
メインバンク競争と貸出市場 金融機関の経営戦略
出版社名 | 東洋経済新報社 |
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出版年月 | 1988年9月 |
ISBNコード |
978-4-492-68045-2
(4-492-68045-4) |
税込価格 | 3,740円 |
頁数・縦 | 212P 22cm |
商品内容
要旨 |
本書は、貸出市場不可知論に正面から取組み、実務家とエコノミストの間のいわば橋渡しを意図したものである。実務家に対して、貸出市場の価格形成メカニズムを近代経済学のフレームの下で説明したこと、なかんずく彼らには周知の現象かも知れないメインバンク取引の合理性を実証的に分析したこと、の2つの点がとくに興味をひく分析結果といえる。一方のエコノミストには、貸出市場のミクロ情報の提供と、メインバンク競争に改めて注意を喚起させたこと、が重要だろう。さらにいえば、情報経済学ないしは交渉モデルのフレームワークの汎用性に改めて注目させ、今後のミクロ分析、リスク・マネー分析の発展の糸口を示したことにもなっていると思う。 |
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目次 |
第1章 変貌する貸出市場 |