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損害保険ビッグバン 21世紀への課題と対応

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 1997年10月
ISBNコード 978-4-492-70041-9
4-492-70041-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 221P 19cm

商品内容

要旨

近年、自然災害、相次ぐタンカー事故、航空機事故、食品事故、また環境問題等々地球規模で巨大な、複雑な、また多様なリスクが発生している。個人生活も企業活動も、リスクに直面し、対応を迫られており、損害保険産業は安全保障産業として、これらのリスクに対処している。本書は、規制の缶詰といわれ、改革を迫られる損害保険産業の構造と算定会料率廃止の影響を、具体的な数字によって、また長年の実務経験をベースにできるだけ、客観的に分析し、解釈し、評価を試みた。そして、ビッグバンの当面の課題を明らかにし、自由化・規制緩和は新たなエネルギーを生み出し、経営の選択の幅を拡大するビジネスチャンスであるとしてとらえ、短期マイナス、中長期プラスとの視点から展望を行った。また、自賠責保険は行政改革との関連、地震保険はわが国の危機管理と関連し、それぞれ新たなシステムの確立を求められており、課題と対応を明らかにした。

目次

第1章 ビッグバンの衝撃
第2章 損害保険市場の現状と問題点
第3章 ビッグバンと規制の枠組の変貌
第4章 米国における保険料率制度
第5章 収益構造の変化とビッグバン
第6章 保険経営の当面の問題・中長期の課題
第7章 消費者とビッグバン
第8章 自動車保険の今日的課題
第9章 地震保険制度の再構築