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日本の医療改革 レセプトデータによる経済分析

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-492-70106-5
4-492-70106-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 192P 22cm

商品内容

要旨

急速な少子高齢化の進展、ITや医療技術の発展、疾病構造の変化など、わが国の医療を取り巻く状況は激変しており、規制色の強い従来の医療制度のもとでは、医療資源配分の効率性や公平性が損なわれてしまう。本書では、膨大なレセプト(診療報酬明細書)データを駆使して、患者の医療受診行動、医療費の地域間格差や医療機関間格差、終末期医療の実態などを分析し、保険者機能の活用や混合診療の導入など、医療の効率化や質の向上をめざした具対的な政策提言をおこなっている。

目次

第1部 日本医療の規範分析(日本医療政策―公共経済学的側面
薬剤定価・給付基準額制についての考察
混合診療をめぐる一考察―効率性と公平性について)
第2部 日本医療の実証分析(縦覧点検データによる医療需給の決定要因の分析―国民健康保険4道県について
医療費格差と診療行為の標準化―腎不全レセプトデータを用いた比較分析
医療保険と患者の受診行動―国民健康保険と組合健康保険のレセプトによる分析
レセプトデータによる医療費改定の分析
わが国における医療支出とその主要な決定要因)

著者紹介

鴇田 忠彦 (トキタ タダヒコ)  
1942年東京に生まれる。1965年一橋大学経済学部卒業。1970年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。1977年一橋大学経済学博士。東京都立大学専任講師・助教授・教授を経て、1996年一橋大学大学院経済学研究科教授、東京都立大学名誉教授。2003年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)