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「環境の限界」は技術が超える ニュー・グリーン・エコノミーへの試み

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 1990年6月
ISBNコード 978-4-492-80037-9
4-492-80037-9
税込価格 1,708円
頁数・縦 262P 19cm

商品内容

要旨

ソ連・東欧、第三世界は、環境破壊により生産が困難に陥り“生存の限界”に立たされ、欧米諸国は、環境を破壊する技術により競争力を失い“成長の限界”に直面している。一方で、環境対策先進国―日本はひとり繁栄を謳歌している。「成長と環境は矛盾しない。」この現実を前に、世界は地球的な環境の「破壊から保全へ」と方向を転換した。

目次

序章 行き詰まった世界を蘇らせる地球環境対策
1章 成層圏にまで広がった大気汚染(オゾン層破壊とフロン規制の歩み
温室効果による異常気象と緑の崩壊
酸性雨対策の緊急性を告げる死の森、死の湖沼)
2章 崩れゆく水と大地の生態系(環境破壊が招くソ連圏や開発途上国の農業の荒廃
効率的な利用を迫られているリサイクル資源―水
効率のよい農業を求めるニューウェーブの誕生)
3章 成長と環境のエネルギー技術(伝統技術の限界を物語るエネルギー神話
社会をつくり変えるコージェネレーション
生まれている明日の技術、資源と化す産業廃棄物
「鉄と石炭の歴史」が語る文化技術学)
4章 環境問題と社会発展の文明論(文明の価値観をつくり変える地球環境危機
規制が与える環境問題の社会的インパクト
技術が発展できる経済・社会システムへ
地球環境対策に立ちはだかるマネーパワー―日本)
終章 「冷戦の20世紀」から「環境の21世紀」へ