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三越350年 営業革新と挑戦の歴史

出版社名 同友館
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-496-05663-5
4-496-05663-1
税込価格 3,850円
頁数・縦 300P 21cm

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要旨

日本を代表する百貨店の一つであり、江戸時代元禄期の1673年に呉服店「越後屋」として産声を上げてから350年の歴史を積み重ねてきた「三越」。「生涯顧客」を獲得して育て、生活のあらゆるシーンでお役に立つことを目指す、独自の顧客営業戦略によって全国および海外に店舗を広げ、発展を遂げてきた。本書では、百貨店のリーダー格ともいえる三越が打ち出してきた経営戦略について、顧客営業、店舗、地方展開、海外進出、広告宣伝、食堂展開などさまざまな角度から、歴史を振り返りながら考察している。明治時代の1904年に、株式会社三越呉服店設立にあたり、顧客と取引先への挨拶状で「デパートメントストア宣言」をしたことが、日本における百貨店の始まりとされることが多い。編著者の宮副謙司氏は青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。ダイジェストでは、宮副氏担当の「はじめに」と、元三越社員で日本橋本店お得意様営業部マネジャーを務めた、東京家政学院大学非常勤講師の鈴木一正氏担当の第1章を取り上げた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年9月6日]

商品内容

目次

第1章 三越の顧客営業戦略―三越の基本は「公平な接遇」による「生涯顧客の育成」
第2章 三越の店舗戦略―本店・支店展開と小型店・SC出店などの挑戦の成果と課題
第3章 三越の地方百貨店提携戦略―地方百貨店との提携、グループ会社化とその後
第4章 三越の海外店舗戦略―パリ三越をはじめとするヨーロッパでの店舗展開
第5章 三越の広告宣伝戦略―店舗をメディアとする広告宣伝戦略のこれまでとこれから
第6章 戦前期の三越による日本橋本店の食堂展開―百貨店にとって新たな営業分野の取り組み事例
第7章 三越のデパートメントストア化に向けた三井家の戦略についての考察―プロトタイプ化を活用した業態イノベーション

著者紹介

宮副 謙司 (ミヤゾエ ケンシ)  
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。九州大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA取得)、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。2009年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)