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ブラジルが世界を動かす 南米の経済大国はいま

平凡社新書 1068

出版社名 平凡社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-582-86068-9
4-582-86068-0
税込価格 1,210円
頁数・縦 294P 18cm

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要旨

2024年の20カ国・地域(G20)首脳会議の議長国を務め、成果文書となる宣言を異例の速さで発表し存在感を示したブラジル。25年にはBRICS、第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)の議長国となることも決まっている。巨大な国土と経済規模を有する南米の「大国」が、グローバルなリーダーシップを発揮しつつある。本書では、近年国際的な発言力を増すブラジルについて、政治や外交、環境政策、産業など幅広い分野の情報をまとめ、同国の最新事情や動向を伝えている。2023年に誕生したルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ政権の下では、アマゾンの熱帯雨林を守る姿勢を強調し、気候変動問題に揺れる国際社会の関心を引いているという。また、金融面ではデジタル決済やネット銀行が台頭しており、「ヌーバンク」という世界的企業も誕生していることをレポートしている。著者は日本経済新聞社の記者。経済部、長野支局、証券部、国際部を経て、ブラジルとメキシコに計9年間駐在。24年4月より政策報道ユニット経済・社会保障グループに在籍する。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年12月10日]

商品内容

要旨

「ブラジル」のイメージといえばコーヒー、サッカー、サンバなどが思い浮かぶのではないだろうか。だが、現在のブラジルはそうした既存のイメージを覆し、グローバルサウスを率いる大国へと急速な成長を遂げている。新たな局面を迎える政治、国際社会の変革を掲げた外交…。知っておくべきブラジルの「いま」がわかる本。日本の反対側にある「最も遠い国」が世界で注目を集めているのはなぜなのか?

目次

資料 ブラジルの基本情報
序章 多様性の国
第1章 “政治”右派と左派の対立―大統領選とルラの復権
第2章 “外交”国際社会の新秩序構築へ―米中の間で立ち位置を模索
第3章 “環境”熱帯雨林アマゾンの保護―国際交渉の最前線
第4章 “農業・産業”世界の供給源―コーヒーや鶏肉から飛行機まで
第5章 “デジタル・金融”「国民総電子決済」へ―PIXで狙う世界覇権
第6章 “日本との関係”進む民間協力―距離の壁越えパートナーに
終章 未来の大国

著者紹介

宮本 英威 (ミヤモト ヒデタケ)  
東京都出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。米ブラウン大学、メキシコ国立自治大学に留学。2002年に日本経済新聞社入社。経済部、長野支局、証券部、国際部を経て、ブラジルとメキシコに計9年間駐在。24年4月から政策報道ユニット経済・社会保障グループに在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)