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インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

ベスト新書 593

出版社名 ベストセラーズ
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-584-12593-9
4-584-12593-7
税込価格 902円
頁数・縦 255P 18cm

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要旨

毎年、必ず流行する冬の代表的な感染症「インフルエンザ」。病院は患者であふれ、学級閉鎖、学校閉鎖も相次ぐ。社会的にもマイナスの要素が多いことも指摘される。だが、なぜインフルエンザ・ウイルスは毎冬、やってくるのだろうか。また、現状のワクチンや医薬の対策は正しいのだろうか。本書では、現状わかっている範囲内でのインフルエンザ流行の理由のほか、感染症にまつわる意外な真実などを、臨床医と研究者両方の立場から、わかりやすく解説している。インフルエンザの流行にはさまざまな理由が複合的に絡み合うが、冬以外にもウイルスは活動しており、グローバルに移動しているという説もあるようだ。著者は神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授、神戸大学都市安全研究センター教授。NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験し、亀田総合病院で感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年12月11日]

商品内容

要旨

本屋さんの「健康本」コーナーに行くと、たくさんの健康になる本とか、病気にならない本とか、長生きする本とか、若返る本とか、痩せる本とかが売っています。ところが、そのほとんどがインチキだったり、ミスリーディングだったり、センセーショナルなだけだったり。要するに「ちゃんとした」本がとても少ないのです。そういうわけで、感染症や健康について、妥当性の高い情報を提供しようと、本書をしたためました。

目次

第1章 インフルエンザはなぜ毎年流行するのか(毎年のインフルエンザなぜ流行る?
インフルのワクチン、ホントに効いてるの? ほか)
第2章 感染症予防のウソ、ホント(おにぎりを素手で握っちゃいけないの?
ハチミツは意外に怖い、ボツリヌス ほか)
第3章 抗生剤は有効か?免疫力はどう上げる?(ホンマです?だいたいウンコな抗生剤
抗生剤飲むと下痢する、それはなぜ? ほか)
第4章 感染症の対策、どうなってるの?(しゃかりきな、水際対策、意味あるの?
なぜ増える、減らぬ梅毒、対策は? ほか)
第5章 深刻な感染症の問題(日本のHIVを減らすには
予防せよ、子宮頸がん、ワクチンで ほか)

おすすめコメント

集団接種の限界か、生活環境の変化ゆえか――。 インフルエンザをはじめ、医療が発達しても感染症のパンデミックから逃れられないのはナゼなのか。世間では意外と知られていない感染症のウソ、本当を探る。

著者紹介

岩田 健太郎 (イワタ ケンタロウ)  
1971年、島根県生まれ。神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学都市安全研究センター教授。NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験。日本では亀田総合病院(千葉県)で、感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)