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「私」から考える文学史 私小説という視座

出版社名 勉誠社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-585-29170-1
4-585-29170-9
税込価格 7,920円
頁数・縦 475,17P 22cm

商品内容

要旨

日本近代文学の新たな枠組み。日本固有の文学ジャンルと考えられている「私小説」。明確な定義がないなか、読者は一体なにを作者の「私」像として読み取っているのだろうか?本書では、従来「私小説」とみなされてこなかった作品や周辺ジャンルである日記や紀行文、映画や漫画などを含めた文学史の構築を試みるとともに、作り手である現代作家たちへの「私」をめぐるインタビューを収録。明治以降の「私小説」を研究と創作の両面から再検討する。

目次

作家インタビュー 私小説という「フィクション」―水村美苗
1 明治期の「私」
2 大正期の「私」
作家インタビュー 自画像としての私小説―佐伯一麦
3 昭和初期の「私」
4 戦前〜戦後の「私」
作家インタビュー 「私」から遠く離れて―青木淳悟

著者紹介

井原 あや (イハラ アヤ)  
大妻女子大学非常勤講師ほか
梅澤 亜由美 (ウメザワ アユミ)  
大正大学准教授
大木 志門 (オオキ シモン)  
山梨大学准教授
大原 祐治 (オオハラ ユウジ)  
千葉大学教授
尾形 大 (オガタ ダイ)  
日本大学非常勤講師ほか
小澤 純 (オザワ ジュン)  
慶應義塾志木高等学校教諭
河野 龍也 (コウノ タツヤ)  
実践女子大学教授
小林 洋介 (コバヤシ ヨウスケ)  
比治山大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)