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散種

叢書・ウニベルシタス 989

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-588-00989-1
4-588-00989-3
税込価格 6,380円
頁数・縦 646P 20cm

商品内容

要旨

『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『哲学の余白』と並ぶデリダの初期代表作、ついに全訳。“書物”の円環を破砕する「書物外」、ロゴスの真理を転覆さセるパルマコン(薬=毒)としてのエクリチュール論「プラトンのパルマケイアー」、マラルメの詩学に形而上学の脱構築を見出す「二重の会」、ソレルスのテクスト機械に接ぎ木する「散種」の四篇が織りなす、書物ならざる書物の到来。

目次

書物外・序文
プラトンのパルマケイアー(パルマケイア
ロゴスの父
息子たちの書き込み―テウト、ヘルメス、トート、ナブー、ネボ
薬物=魔法の薬 ほか)
二重の会
散種(始動
装置あるいは枠
切断
大現在の二重底 ほか)

出版社
商品紹介

形而上学の円環的知を脱構築する四篇のテクスト、「書物外」「プラトンのパルマケイアー」「二重の会」「散種」が織りなす初期代表作。

著者紹介

デリダ,ジャック (デリダ,ジャック)   Derrida,Jacques
1930‐2004年。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める。西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域―文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか―に多大な影響をもたらした
藤本 一勇 (フジモト カズイサ)  
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。20世紀フランス哲学専攻
立花 史 (タチバナ フヒト)  
1974年生まれ。早稲田大学非常勤講師。フランス文学専攻
郷原 佳以 (ゴウハラ カイ)  
1975年生まれ。関東学院大学准教授。フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)