• 本

個体化の哲学 形相と情報の概念を手がかりに

叢書・ウニベルシタス 1083

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-588-01083-5
4-588-01083-2
税込価格 6,820円
頁数・縦 569,8,22P 20cm
シリーズ名 個体化の哲学

商品内容

要旨

いま世界的に注目される哲学者シモンドンの主著。フランス科学認識論の系譜にあり、ドゥルーズやスティグレールに多大な影響をもたらした大著の主論文が初邦訳。物理学、生物学、情報科学等の多様な事例に基づいて伝統的な「個体とは何か」という哲学的問いを革新し、「認識論および存在論に先立つ真の第一哲学」としての個体発生の知に迫る。技術と生命をめぐる未来の哲学の序章。

目次

第1部 物理的個体化(形相と資料
形相とエネルギー
形相と実体)
第2部 生物の個体化(情報と個体発生―生命の個体化
心理的個体化
超個体的なものの基礎と集団的個体化)

著者紹介

シモンドン,ジルベール (シモンドン,ジルベール)   Simondon,Gilbert
1924年生まれ。1958年に博士論文を提出後、ポアティエ大学、リヨン大学、ソルボンヌ大学、パリ第五大学で教鞭をとった。1989年死去。個体化論と技術論の哲学として知られるシモンドンの思想は、ジル・ドゥルーズや、ジョルジュ・フリードマンの著作のなかでしばしば言及されており、ベルナール・スティグレールにも影響を与えた。博士論文の副論文にあたる『技術的諸対象の実在様態について』(1958年)は、現代では技術哲学の古典的著作の一つと目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)