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神と妖怪の防災学 「みえないリスク」へのそなえ

出版社名 法律文化社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-589-04321-4
4-589-04321-1
税込価格 3,190円
頁数・縦 188,6P 21cm

商品内容

要旨

巨大地震や暴風雨などの自然災害に対して、地域社会はどう備えるのか。そして平時の日常風景にはいかなるリスクが隠れているのか。本書は、地域のなかで語り継がれる神と妖怪の存在に着目し、科学的な分析・アプローチとは異なる視点から人々が自然災害リスクを認識し、「語ること」と「祈ること」を通した地域防災活動の実践に関する知見を提示する。民間伝承と神社空間を地域防災に活かす、画期的な提言。

目次

序章 防災における知的資源としての神と妖怪
第1部 風景のなかの災害リスク(空間・時間・人間のあいだに立ち現われる風景
語ることによる災害リスクマネジメント)
第2部 妖怪と防災教育(災害リスクを伝達する装置としての妖怪
妖怪を知的資源として活用した防災教育プログラム)
第3部 神と防災コミュニティ(わざわいへの対応に向けた神社空間の形成経緯
神社空間の災害リスクポテンシャル
神社空間を軸とした防災コミュニティの構築)
終章 みえないリスクへそなえるために

著者紹介

〓田 知紀 (タカダ トモキ)  
1980年兵庫県生まれ。現在、兵庫県立大学自続・環境科学研究所准教授、兵庫県立人と自然の博物館環境計画研究グループ主任研究員(地域マネジメント論、風土論、合意形成学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)