森と、母と、わたしの一週間
teens’ best selections 68
出版社名 | ポプラ社 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-591-18338-0
(4-591-18338-6) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 213P 20cm |
商品内容
要旨 |
おばあちゃんの葬式のあと、実家に残ったまま帰らぬ母。父とのなれないふたり暮らし。このところ、友だちともうまく距離をはかれない。そんなとき、風によばれた。―行こう。あの町へ。山にかこまれた小さな町で、少しずつ、野々歩の中のなにかが変わっていく―。 |
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出版社・メーカーコメント
風によばれて、ここまで来たわたしが、わたしになれる場所毎日なんとなく息苦しいと感じるあなたへエールをおくる物語友達の一言に傷つき、仕事に疲れた父親には悩みも言えず、やりきれない気持ちを抱える野々歩。通学の途中、ふと風によばれた気がして、電車に乗って向かったのは、亡くなった祖母の住んでいた町。遺産の後片づけのため、母親がしばらく家を空けて、そこにいるのだ。自分を放っておく母親への複雑な気持ちを抱えたまま、なりゆき上、母親がボランティアで関わる「森のようちえん」の子どもたちと一緒に過ごすことになる。大自然の中で力強く生きる子どもたちを目の当たりにして、野々歩も自然の美しさ、厳しさを知り、自分自身とも向き合っていく。装画いとうあつき