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中原中也のことばと人生

心を強くする!ビジュアル伝記 11

出版社名 ポプラ社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-591-18500-1
4-591-18500-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 111P 19cm

商品内容

要旨

山口県で医者の長男として生まれ、神童と呼ばれた中原中也。弟の死後、詩作をはじめ文学に熱中。家族や友人、恋人との別れにもがき苦しみつつ、詩人としての道を定めていきます。人生のむなしさや悲しみを歌った中原中也の17のことばとエピソード。

目次

中原中也のことば(汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる
自分自身であれ。
芸術を遊びごとだと思つてるその心こそあはれなりけれ ほか)
中原中也の人生(山口県に生まれる。軍医の父の転勤で中国の旅順や広島、金沢に転居
小学校時代、神童と呼ばれる。弟、亜郎の死とはじめての詩作
中学で文学に熱中、友人らと歌集『末黒野』刊行。成績が落ちて落第 ほか)
資料編(クイズでわかる!中原中也
クイズでわかる!中原中也 答えと解説
ここがすごい!中原中也 ほか)

出版社・メーカーコメント

「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる」30年の短い生涯で、悲しみや喪失感をまっすぐにうたった詩を数多くのこした中原中也。山口県で医者の長男として生まれ、神童と呼ばれた中原中也。弟の死をきっかけに詩作をはじめた中也は、文学に熱中。優秀だった成績がどんどん落ちてついに落第。転校先の京都で、運命の女性・長谷川泰子に出会います。友人・小林秀雄との「奇妙な三角関係」を経て、恋人と友人を失った中也は、人生の悲しみや喪失感と向き合い、詩人として生きる覚悟を固めていきます。生前に刊行した詩集は『山羊の歌』。第二詩集となった『在りし日の歌』を自らで編集、清書まで終えたあと、小林秀雄に託してこの世を去ります。詩をつくることは生きること。そう定めて生きた中原中也のことばを、美しいイラストともに紹介します。中原中也が生きた時代、関係の深い人々、関連のある街、豆知識やクイズなど、資料ページも充実。小学校4年生以上の漢字にふりがなをふりました。朝読にも最適です。みんなが憧れるような生き方をしている人たちは、例外なく、自分のすべきことに没頭し、だれよりも多く挑戦し、そして失敗をしてきた人たちです。この「心が強くなる! ビジュアル伝記」シリーズを読むと、そのことがよくわかるでしょう。頭から順に読む必要はありません。自由にパラパラめくりながら、気になることばを見つけて読んでみてください。元気がほしいとき、心が折れそうなとき、お気に入りのことばがきっと背中を押してくれるはずです。この本は、前からだけでなく後ろからも読めるようになっています。紹介している偉人のクイズやおもしろネタ(雑学)から始めると、案外頭に入りやすくてオススメです。

著者紹介

中原 豊 (ナカハラ ユタカ)  
1958年、山口県下関市生まれ。中原中也記念館館長。長崎大学教育学部助教授、中原中也記念館副館長(学芸担当)を経て、2009年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)