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新オーストリア学派の思想と理論

MINERVA現代経済学叢書 59

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-623-03822-0
4-623-03822-X
税込価格 4,620円
頁数・縦 211P 22cm

商品内容

要旨

本書は、日本ではまだ十分に研究されていない、ルトヴィヒ・フォン・ミーゼスを頂点とする新オーストリア学派の経済学方法論の真髄と、その根底にある思想の特質を解明する。第一に、周知のハイエクと対立するロスバードなど一般に知られていない論客の研究成果を詳細に検討し、第二に、主流派経済学の政策論に新オーストリア学派の立場から透徹した批判的考察を加え、第三に、今世紀の日本経済の最大の課題が、干渉政策を排し市場経済を純化することにある、とする著者の持論を展開する。

目次

第1章 新オーストリア学派の市場経済擁護論
第2章 経済学の人間行為学的方法
第3章 経済的効率性の概念について
第4章 分配の公正について
第5章 公共財理論について
第6章 競争・独占・独占禁止政策について
終章 新オーストリア学派の現状認識

著者紹介

越後 和典 (エチゴ カズノリ)  
1927年滋賀県に生まれる。1950年京都大学経済学部卒業。現在、滋賀大学名誉教授。日本経済政策学会名誉会員。産業学会名誉会員。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)