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近世歌学集成 上

出版社名 明治書院
出版年月 1997年10月
ISBNコード 978-4-625-51183-7
4-625-51183-6
税込価格 30,800円
頁数・縦 967P 22cm
シリーズ名 近世歌学集成

商品内容

要旨

江戸時代の和歌史において、とりわけ前期から中期にかけて圧倒的に優位な位置を占めていたのは、堂上の歌人たちであった。しかしながら、これまで堂上家の歌論・歌学は、近世文学研究においても和歌文学研究においても、一般に等閑に付されてきた。それも無理からぬことであって、拠るべきテキストさえ満足に整備されていないのが現状である。そこで、本書では近世堂上歌学の全貌を明らかにするために、未翻刻の重要な作品を多く集め、また、既に翻刻のある作品についても改めて底本を吟味し、基礎的な本文を提供することを企図した。書目の選定にあたっては、述者が代表的な歌人であること、内容が充実していること、未翻刻であること等をおおよその基準とし、下限は堂上家が実質的に優位を保った十八世紀後期までとした。

目次

和歌秘決
武家尋問条々―中院通村述
飛鳥井雅章卿聞書―後水尾院述
後水尾院御仰和歌聞書―後水尾院述
麓木鈔―後水尾院述・霊元天皇記
聴賀喜―後水尾院述・霊元天皇記
尊師聞書―飛鳥井雅章述・心月亭孝賀記
清水宗川聞書―清水宗川述
日野殿三部抄―日野弘資述
資慶卿口授―烏丸資慶述・岡西惟中記〔ほか〕