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中世に国家はあったか

日本史リブレット 19

出版社名 山川出版社
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-634-54190-0
4-634-54190-4
税込価格 880円
頁数・縦 100P 21cm

商品内容

要旨

中世に国家はあったのか。そもそも国家とはどのように「ある」ものだろうか。表紙カバーの衛星写真に見るように、国家も国境も、目に見えてそこに「ある」ものではない。しかし、そこに生きた人々の視点から見たとき、私たちは、扉の絵図のような違った像を見ることにもなる。そこに国家を見いだすのは私たちの視線であり、そこに国家を成り立たせるのは国家に関わる人々の意識である。では中世に国家はあったか。仮にあったとして、それはどのように「あった」のだろうか。そしてそのことは、現代に生きる私たちに、どう関わるのだろうか。

目次

1 日本の「中世」とは何か
2 中世国家論の諸相
3 「国土」と「国境」の構造
4 「伝統」の(再)創出
「国家」とは何か

出版社
商品紹介

近現代と中世の国家にどのような同一性と連続性があり、現代の私たちの国家生活とどのような関わりを持つのかを問う。

著者紹介

新田 一郎 (ニッタ イチロウ)  
1960年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻、日本法制史・中世史。現在、東京大学大学院法学政治学研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)