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水俣の視図 弱者のための環境社会学

出版社名 立風書房
出版年月 1992年10月
ISBNコード 978-4-651-70055-7
4-651-70055-1
税込価格 1,602円
頁数・縦 248P 20cm

商品内容

要旨

三十数年前、激痛を訴え、もだえ苦しむ水俣病患者を診た時、若き医師は、有機水銀中毒による環境汚染の研究が、自らの仕事であると直観した。以来、彼は、常に「水俣」を意識しながら、研究と記録の旅を続けた。その貴重で示唆に富んだ体験が、地球と人々の未来を問いかける一冊の記録集になった。

目次

序 ストックホルムからリオデジャネイロへの20年
第1部 水俣の原風景(水俣
新潟 阿賀野川
病像論
予見可能性)
第2部 水俣からの視図(ネコと水鳥
足尾鉱毒事件
日吉・マンガン中毒
神通川 イタイイタイ病
土呂久鉱毒病
中条町砒素中毒
マスコミの功と罪
カネミ油症
量・反応関係
大気汚染
企業内労働者の苦渋と闘い
農薬とゴルフ場事件
使用済み電池)
第3部 水俣への回帰(公害の輸出
北欧の水俣病
北アメリカの水俣病
南アメリカの汚染地区
アジアの汚染
ベトナム 枯葉剤後遺症
ノーヒロシマ、ノーボパール
地球環境と南北問題)