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理論と批評 古典中国の文学思潮

京大人文研東方学叢書 7

出版社名 臨川書店
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-653-04377-5
4-653-04377-9
税込価格 3,300円
頁数・縦 277,8P 20cm

商品内容

要旨

「道徳・倫理を離れた文学に価値はない」。儒教の枠組みのなかで多分に建前として語られるこうした言説は、時代に伴い多様化する作品と、如何に詩や文章をつくるかという技法論とに結びつき、複数の潮流を為す文学論を生み出していく。紀元前から二十世紀前期まで、文学をめぐるさまざまな言説に焦点を当て、長きにわたり語られてきた文学の系譜をたどる。

目次

第1部 継承と変容(文学論の興起
文学論の発展
文学論の展開)
第2部 言説の系譜(文学論の媒体
文学論の占める位置
言葉による表現の可能性
伝統の総括をめぐって)

著者紹介

永田 知之 (ナガタ トモユキ)  
1975年奈良県生まれ。京都大学文学部中国語学中国文学専攻卒業。京都大学博士(文学)。京都大学人文科学研究所准教授。専攻は中国古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)