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空飛ぶヘビとアメンボロボット 動物たちのスゴ技から生まれたテクノロジー

出版社名 化学同人
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-7598-2061-4
4-7598-2061-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 286P 19cm

商品内容

要旨

水の上を歩く昆虫、壁を這いあがるヘビ、自在に泳ぐ魚。動物たちの“動き”はエレガントで、すばやく、多様性に満ちている。かれらの動きを可能にしているものは何なのか?われわれは、そこから何を学ぶことができるだろう?…さあ、アニマルモーションの世界を巡る旅へ出発だ!行き先は、MITの地下の実験室から、パナマの熱帯雨林まで。動物たちがいかに独創的な方法で自然の法則を利用し、環境に適応し、進化してきたか。そして、それにインスピレーションを得た科学者が動物の動きを真似たロボットやデバイスをどのように開発したのか。そのドラマを見にいこう。

目次

序 アニマルモーションの世界へようこそ
第1章 水の上を歩く
第2章 砂の中を泳ぐ
第3章 空飛ぶヘビのかたち
第4章 まつげとサメ肌
第5章 死んだ魚が泳ぐ
第6章 雨の中を飛ぶ
第7章 腕力の裏に知力あり
第8章 アリは液体か?
終章 アニマルモーションの未来

出版社・メーカーコメント

イグノーベル賞を2度も受賞した著者が語る,めくるめくアニマルモーション研究の物語.アメンボはどうして水の上を進めるのか? トビヘビは羽もないのにどうして滑空できるのか? ラクダのまつげは本当に砂を防いでいるのか? 蚊が雨の中を飛べるのはなぜか? ゴキブリが踏みつぶされても生きてるのはなぜ? などなど,好奇心から発せられる動物の動作や機能への疑問を解明するため,物理や数学を駆使して切り込み,その真理をロボティクスに取り入れていくさまに,わくわくが止まりません.安心してください,数式はまったく出てきません.高校生からたのしめる,科学読み物です.

著者紹介

フー,デイヴィッド (フー,デイヴィッド)   Hu,David L.
ジョージア工科大学教授(機械工学・生物学)。1979年生まれ。MITにて博士号を取得後、ニューヨーク大学クーラント数理科学研究所でのポスドクを経て現職。『ネイチャー』『サイエンス』などに50本以上の論文を掲載。イグノーベル賞を2度受賞(2015年、2019)。初の一般書となる『空飛ぶヘビとアメンボロボット―動物たちのスゴ技から生まれたテクノロジー』で、2019年度米国物理学会サイエンスコミュニケーション賞を受賞、2020年度AAAS/SUBARU最優秀科学書(ヤングアダルト部門)の最終候補にも選出された。妻と2児とともにアトランタ在住
的場 知之 (マトバ トモユキ)  
翻訳家。1985年大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)