女性たちのフランス革命
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2022年1月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2794-3
(4-7664-2794-7) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 208,10P 20cm |
商品内容
要旨 |
フランス革命期の女性といえば、マリー・アントワネット、オランプ・ド・グージュ、ロラン夫人などがよく知られている。しかし本書の主役は、これまで注目されていなかった、多様な職業(教師、芸術家、企業経営者…)を営む民衆層の女性たちである。彼女たちの多くが革命運動の中に引き込まれていくことで、女性の社会的・政治的解放に向けてのかつてない議論を呼び起こした。市井の女性たちが積極的に政治参加していく契機となった「女性運動としてのフランス革命史」を描きだす。 |
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目次 |
第1部 フランス革命前夜の女性たち(女性とサロン |
出版社・メーカーコメント
フランス近代史の中でフランス革命をどう評価するかは難しい問題だが、本書の立場は「女性運動の嚆矢として評価できる」というもの。革命以前/以後の史料を読み解き、パリや地方における女性たちの実態を明らかにし、彼女たちの当時の声を浮かび上がらせる。これまで注目されることがなかった「フランス革命の中の女性」というテーマの入門書として格好の一冊。