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陰謀論はなぜ生まれるのか Qアノンとソーシャルメディア

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-7664-2936-7
4-7664-2936-2
税込価格 2,970円
頁数・縦 362P 19cm

商品内容

要旨

Qアノン現象とは何だったのか?「陰謀論」とそれを増幅させるソーシャルメディアとの関係を、インタビューや綿密な調査から浮き彫りにした。

目次

イントロダクション 世界を救うための計画
第1部 起源(地図の読み方を学べ―Qアノンについての基礎知識
嵐のまえの静けさ―Qアノンはいかにして始まったのか ほか)
第2部 深刻化(これはゲームではない―Qアノン信者たちの犯罪
子どもたちを救え―二〇二〇年、パンデミックがQアノンを変えた ほか)
第3部 後遺症(あなた自身を見つめさせる唯一のカルト―専門家たちが語るQアノン
到底ありえないこと―Qアノンとその予言の虚偽を暴く ほか)
エピローグ Qアノンの遺産―次なるQアノンとは何か

出版社・メーカーコメント

アメリカ連邦議会議事堂襲撃事件はなぜ起こったのか?世界中を震撼させた「Qアノン」現象の根源に分け入り、権威や既存メディアに疑問を抱き陰謀論を信じる人々の深層に迫る、傑作ノンフィクション。議事堂を襲撃した人々は、不正選挙が行われたという陰謀論を信じていた。それをトランプと一緒になってネットに拡散させたのが、「Qアノン」と呼ばれる人々であった。反動的・極右思想をもつ人々を駆り立てるこの集団が、アメリカに生まれた背景とは何だったのか? 現代アメリカのソーシャルメディアと社会との関係をさぐり、「陰謀論」が生まれる過程を追った迫真の一冊。

著者紹介

ロスチャイルド,マイク (ロスチャイルド,マイク)   Rothschild,Mike
インターネット文化と政治の相互関係に焦点をあてて活動しているジャーナリスト。2018年からQアノンの陰謀論の調査に注力してきた。『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』やCNN、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)、BBCなどへのコメンテーターとしても知られる
烏谷 昌幸 (カラスダニ マサユキ)  
慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)
昇 亜美子 (ノボリ アミコ)  
慶應義塾大学国際センター非常勤講師。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)