• 本

シン・論 おたくとアヴァンギャルド

出版社名 太田出版
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-7783-1813-0
4-7783-1813-7
税込価格 2,530円
頁数・縦 256P 19cm

商品内容

要旨

庵野秀明の「シン・」シリーズは、「おたく」の歴史を踏まえた自覚的な「つくり直し」である。その方法と美学の出自を探る、挑発的芸術論。

目次

第1章 赤いエッフェル塔の歴史学(ローアングルの鉄塔の系譜学
「映画」的なものをめぐる見えない運動
板垣鷹穂の「映画的」手法
「後衛」たちの鉄塔)
第2章 第3村問題と郷土映画(『シン・エヴァ』に於ける再「物語」化
戦時下に育まれた手塚治虫の映画理論
『海の神兵』と文化映画実装問題
柳田國男のデータベース的映画論
郷土巡礼)
第3章 原形質と成熟(「成長」もアニメ的「動き」と捉える手塚の美学
『シン・ゴジラ』という蛭子譚
「変身」「変形」への執着
エイゼンシュテインの原形質とゲーテの形態学
原形質から生成される人造人間)

著者紹介

大塚 英志 (オオツカ エイジ)  
国際日本文化研究センター教授。まんが原作者。現在の研究テーマは戦時下のメディア理論と文化工作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)