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アニメ大国建国紀1963−1973 テレビアニメを築いた先駆者たち

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-7816-1912-5
4-7816-1912-6
税込価格 2,145円
頁数・縦 486P 19cm

商品内容

要旨

宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで。―その黎明史を描く。過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。

目次

第1部 神話時代(手塚治虫が見たアニメ史―一九四五〜一九五三年
テレビ時代到来―一九五四〜一九五八年
最初の手塚アニメ『西遊記』―一九五九〜一九六〇年
「虫プロ」への道―一九六〇〜一九六一年)
第2部 建国期(『鉄腕アトム』革命前夜―一九六二年
トキワ荘再結集「スタジオ・ゼロ」―一九六三年
「TCJ」と若きSF作家たち―一九六三年
出遅れた「東映動画」―一九六三年
「ピープロ」参入、「東京ムービー」設立―一九六四年
“宇宙SFブーム”と「タツノコプロ」―一九六五年)
第3部 開拓時代(ライバルは“怪獣ブーム”―一九六六年
『オバQ』から『パーマン』へ―一九六七年
『009』の孤独な闘い―一九六八年
海外児童文学のアニメ化『ムーミン』―一九六九年
“スポ根”の熱狂―一九七〇年)
第4部 過渡期(『ルパン三世』で始まる新時代―一九七一年
『マジンガーZ』と玩具ロボットの蜜月―一九七二年
“建国の英雄”の退場―一九七三年)

おすすめコメント

本当に手恷。虫は「アニメの貧乏神」だったのか? 「鉄腕アトム」放映から虫プロ倒産まで。

著者紹介

中川 右介 (ナカガワ ユウスケ)  
作家・編集者。1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」ほか、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を2014年まで手がける。クラシック音楽をはじめ、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガにも精通し、現在は作家として活躍。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)