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JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日

イースト新書 091

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-7816-5091-3
4-7816-5091-0
税込価格 998円
頁数・縦 319P 18cm

商品内容

要旨

「地方創生」にとって、鉄道とは何か?発足時には北海道全土を網羅していたJR北海道の路線だが、二〇一六年末に大部分の路線が自力での維持が困難であることが発表され、札幌都市圏以外の全路線が消滅危機に瀕している。それ以前から、新型車両開発の中止と廃車分の運行本数の減便、メンテナンスの不満による脱線事故の多発など、利用者無視の経営方針が批判を集めている。そして、それは本州の過疎地帯や四国などでも起こりうる。JR四国も単独維持困難路線を発表した。JR北海道問題を起点に、日本の交通の未来、地方政策の問題について論じる。

目次

第1章 溶けてゆくJR北海道
第2章 JR北海道と地方消滅
第3章 国鉄がつくったローカル線問題
第4章 国鉄時代の北海道の鉄道
第5章 国鉄解体とJRグループの誕生
第6章 JR北海道が輝いていた時代
第7章 JR北海道はどこで道を誤ったのか
終章 JR北海道復活への提言

著者紹介

佐藤 信之 (サトウ ノブユキ)  
1956年、東京都江戸川区生まれ。亜細亜大学講師、一般社団法人交通環境整備ネットワーク相談役・会長、NPO法人全国鉄道利用者会議(鉄道サポーターズネットワーク)顧問、公益事業学会、日本交通学会会員。専攻は交通政策論、日本産業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)