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朝鮮科学史における近世 洪大容・カント・志筑忠雄の自然哲学的宇宙論

出版社名 思文閣出版
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-7842-1587-4
4-7842-1587-5
税込価格 6,600円
頁数・縦 272P 22cm

商品内容

目次

第1章 科学史における近世―朝鮮と日本の比較検討
第2章 学としての朝鮮実学の形成について
第3章 湛軒・洪大容の地転説と『医山問答』
第4章 「天円地方」説から無限宇宙論へ―朝鮮における独自的な宇宙論の発展とその終焉
第5章 朝鮮前期における気一元論および象数学的宇宙論の展開について
第6章 カント『天界の一般自然史と理論』の検討とその科学史的評価
第7章 志筑忠雄『混沌分判図説』の検討とその科学史的評価
付録 『医山問答』―原文と訳文

出版社・メーカーコメント

◆遠くギリシャの哲人たちから、デカルト、ニュートン……人間はいつの時代も宇宙について思いをめぐらし、様々に論じてきた。18世紀ドイツにおけるカントも例外ではない。そしてまさに同時期に朝鮮でも、宇宙の構造と生成について論じた学者がいた。それが洪大容である。 ;◆本書では洪大容の無限宇宙論の、宇宙論発展史における意味や朝鮮科学史および18世紀自然科学における位置を検討することによって、洋の東西の宇宙論の本質を解き明かしていく。 ;◆付録として洪大容著『?山問答』の原文と日本語訳を収載。

著者紹介

任 正〓 (イム ジョンヒョク)  
1955年生まれ。1978年朝鮮大学校理学部物理学科卒業。1985年東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、朝鮮大学校理工学部教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)