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訓読豊後国志

出版社名 思文閣出版
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-7842-1934-6
4-7842-1934-X
税込価格 7,700円
頁数・縦 697P 22cm

商品内容

要旨

国とは何か、地域とは何か。豊後岡藩の儒医唐橋君山は遺著『豊後国志』によって、この問いに答えた。本書は、古代から近世にいたる豊後の地理・歴史・風俗・産物などを、整然とした構成と簡明な漢文で記載した江戸時代の地誌。鬼神のたぐいを「妄」と退ける儒教的合理思想、古代王政への憧憬、かつての大友氏キリシタン王国構想の爪痕など、編者の宗教観、歴史観も垣間見える。岡藩主中川家所蔵本『豊後国志』を底本として読み下す、大分県竹田市竹田総合地域学センター由学館における研究事業の成果。

目次

巻之一
巻之二 国東郡志
巻之三 速見郡志
巻之四 大分郡志
巻之五 海部郡志
巻之六 直入郡志
巻之七 玖珠郡志
巻之八 日田郡志
巻之九 大野郡志
上書

著者紹介

太田 由佳 (オオタ ユカ)  
1982年生。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了(日本近世博物史・日本近世文化史)。博士(人間・環境学)。国立科学博物館協力研究員、関西大学東西学術研究所非常勤研究員
松田 清 (マツダ キヨシ)  
1947年生。名古屋大学大学院文学研究科修士課程退学(フランス語フランス文学専攻)。博士(人間・環境学)。京都大学名誉教授、神田外語大学日本研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)