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出稼ぎ 少年伐採夫の記録

みちのく・民の語り 4

出版社名 社会評論社
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-7845-0961-4
4-7845-0961-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 255P 20cm

商品内容

要旨

侮辱の極限でみせた、微笑みの真相とは。戦後まもない北海道、長野、奈良、福島の山奥で伐採生活。出稼ぎ者みずから体験をまとめることは数少ない。底辺労働者の心象、山の風俗を伝える実録。

目次

1 陸の孤島に暮らす―北海道常呂郡置戸町
2 秩父山系の飯場生活―長野県南佐久郡川上村梓山
3 底辺生活者の愛と恨み―奈良県吉野郡下北山村池峰
4 豪雪の高原に生きる―長野県下高井郡堺村五宝木
5 北国の詩情と人生―北海道勇払郡占冠村湯の沢
6 飯場の革新者たち―長野県下高井郡堺村北野
7 雪国に生きる人々―福島県岩瀬郡天栄村
8 屈辱と憤怒にまみれて―北海道勇払郡占冠村下トマム
出稼ぎとその社会的背景

著者紹介

野添 憲治 (ノゾエ ケンジ)  
1935年秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土木の出稼ぎを7年、国有林の作業員を8年の後、能代市に転住。大館職業訓練所(自動車整備科)を修了後、木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て、著述活動に入る。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)