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これからの集合と位相

出版社名 裳華房
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-7853-1596-2
4-7853-1596-2
税込価格 4,180円
頁数・縦 319P 21cm

商品内容

要旨

単なる基本事項の羅列ではなく、議論の流れが読み取れるような形にまとめた。圏論の普及に伴い、空集合・空写像の概念が重要視されつつあることをふまえ、空集合の扱いについての解説を掲載。選択公理や整列集合の意味など、他書にはない独自の丁寧な解説を与える。いくらか高度と思われる位相空間の重要事項を、テーマごとに付録で採り上げた。

目次

第1章 集合と写像
第2章 集合の濃度
第3章 ツォルンの補題とその応用
第4章 ユークリッド空間から距離空間へ
第5章 位相空間
第6章 分離公理・連結性・コンパクト性
第7章 距離空間の完備性

出版社・メーカーコメント

 単なる基本事項の羅列ではなく、議論の流れが読み取れるような形にまとめ、自習にも利用できるテキストを目指した。前半の「集合論」の部分では、とくに、選択公理や整列集合の意味などについて、他書にはない独自の丁寧な解説を与えている。後半の「位相空間」については、通常の授業で扱われる内容の解説のほか、「リンデレーフ空間」「パラコンパクト性」などの、若干高度と思われる重要事項の多くを、テーマごとに付録で採り上げた。 さらに、近年の「圏論」の普及に伴い、空集合・空写像の概念が重要視されつつあることをふまえ、付録の最終節として、空集合の扱いについての解説を掲載した。

著者紹介

梅原 雅顕 (ウメハラ マサアキ)  
1984年慶應義塾大学工学部数理工学科卒業。筑波大学大学院にて理学修士取得後、大阪大学助教授、広島大学教授、大阪大学教授を経て、東京工業大学情報理工学院数理・計算科学系教授。1995年日本数学会幾何学賞、2020年日本数学会賞秋季賞、2022年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。博士(理学)
一木 俊助 (イチキ シュンスケ)  
2012年横浜国立大学工学部知能物理工学科卒業。同大学院環境情報学府博士課程後期修了。日本学術振興会特別研究員を経て、東京工業大学情報理工学院数理・計算科学系助教。2019年第36回井上研究奨励賞受賞。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)