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超伝導の物理学

出版社名 裳華房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7853-2926-6
4-7853-2926-2
税込価格 4,290円
頁数・縦 286P 21cm

商品内容

要旨

水素系における室温に近い超伝導や、グラフェンにおける超伝導、さらに銅系・鉄系に続くニッケル化合物超伝導体、非平衡における超伝導としてヒッグス・モードなども解説。旧版では十分触れられなかった、2次元系におけるBKT転移、BCS‐BECクロスオーバーなどにも及ぶ。また、著者自身の興味として、平坦バンド超伝導、多バンド超伝導体におけるFeshbach共鳴などのトピックスも将来性を期して加え、コラムも息抜きとして充実。これらを含めて全体にブラッシュアップさせると共に、新展開は無関連に発展したのではなく互いに絡み合っていることも強調した。

目次

1 超伝導とは何か
2 統計力学の復習と超伝導の現象論
3 BCS理論
4 高温超伝導
5 電子相関と超伝導
6 鉄系超伝導体とニッケル化合物超伝導体
7 様々な物質における超伝導
8 いくつかの話題
9 非平衡下の超伝導―ヒッグス・モード
10 超流動と量子ホール効果
11 超伝導の課題と展望

著者紹介

青木 秀夫 (アオキ ヒデオ)  
1950年東京都生まれ。2017年ETH Z¨urich(スイス連邦工科大学)物理学科客員教授。専攻、物性物理学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)