• 本

リスク 制御のパラドクス

出版社名 新泉社
出版年月 2002年1月
ISBNコード 978-4-7877-0114-5
4-7877-0114-2
税込価格 3,850円
頁数・縦 275,24P 22cm

商品内容

要旨

リスクの予測と制御は幻想でしかない。リスク処理はさらにリスクを増殖させていく。ルーマンの社会システム理論をさらに展開し、リスクを観察する。

目次

1 パラドクス(リスク回避と時間処理―近代社会における時間のパラドクス
リスクとコンピュータ―制御の欠如の制御の問題)
2 不確実なるものの確実さ(良き欠陥を通じての自己認知―現代社会における組織の試み
危険の予防とリスク処理―環境法におけるリスク管理)
3 免疫反応ないし無害化(リスクと危険との間のシュンペーター・ダイナミクス―システム理論による大きな物語の素描
リスク処理社会―隠蔽と破棄の自己運動)
4 脱‐合理的位相(リスクと宗教―近代・前近代における危険と責任に関する考察
リスク、責任、運命―その関連性とポストモダン)

著者紹介

土方 透 (ヒジカタ トオル)  
理論社会学・法社会学・社会システム理論。1956年生まれ、社会学博士。ハノーファー哲学研究所客員教授(93‐95)、ヴュルツブルク大学哲学部客員教授(2000‐01)、現在、聖学院大学教授、Soziale Systeme:Zeitschrift f¨ur soziologische Theorie編集委員
ナセヒ,アルミン (ナセヒ,アルミン)   Nassehi,Armin
理論社会学・知識社会学・文化社会学。1960年生まれ。ミュンスター大学私講師を経て、現在、ミュンヘン大学教授、同社会学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)