• 本

科学知と人間理解 人間観再構築の試み

出版社名 新泉社
出版年月 2002年9月
ISBNコード 978-4-7877-0212-8
4-7877-0212-2
税込価格 2,530円
頁数・縦 292,2P 20cm

商品内容

要旨

社会科学、哲学にも通じた科学史家が、「人間―科学―社会」の新たな枠組みを探りつつ、目的喪失の中にある現代文明の行方と生存の意味づけとしての未来を論じる。

目次

第1部 生物学革命と人間理解(二〇世紀生物学と人間理解(R・ドーキンス『利己的遺伝子』をめぐって
J・モノー『偶然と必然』をめぐって))
第2部 心身関係論・認識論・倫理学の再構築(脳と心と唯物論―今日の脳研究に学びつつ
日常知と科学知―二〇世紀物理学と唯物論的認識論の再出発
道徳感情と倫理学の課題―アダム・スミス『道徳感情論』を手がかりに)
第3部 現代文明への視座―危機および未来(地球環境危機と経済・倫理問題
現代文明の未来―現代世界論へのラフスケッチ)

著者紹介

高橋 準二 (タカハシ ジュンジ)  
1941年神戸市に生まれる。1960年大阪大学理学部に入学、博士課程修了(物理学)。1972年理学博士。その後、青木靖三に師事して科学史を学ぶ。1973年より大阪音楽大学に勤務(科学史・音響学担当)し、教授、常任理事などを歴任。1995年以降、季報『唯物論研究』編集委員、「二一世紀研究会」代表世話人としても活躍。2001年9月、癌性腹膜炎で死去。59歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)