• 本

世界の見方、個の選択

シリーズ時代を考える

出版社名 新泉社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-7877-1211-0
4-7877-1211-X
税込価格 1,320円
頁数・縦 136P 21cm

商品内容

要旨

「アラブの春」にみられる緊迫した中東情勢、オランダを事例としての安楽死法をめぐる問題などから、混迷する現代世界の「見方」と未来への個の「選択」を模索する。

目次

1 講演・激動する中東情勢を読み解く(高橋和夫)(新しい時代を象徴するメディア、ユーチューブ
アメリカによるビンラーディン殺害作戦
ビンラーディン殺害とアフガニスタンからの撤退
パキスタンという国
「アラブの春」の意味するもの
「アラブの春」は広がるのか
日本は何をするべきか)
2 講演・安楽死を問う(三井美奈)(安らかな最期を迎えたいという願い
安楽死をめぐる議論
オランダの安楽死に関する法律
オランダの安楽死の実際
オランダの安楽死議論の歴史と背景
安楽死を認めるため、社会に必要なこと
安楽死合法化について各国の反応
日本社会と安楽死)
3 寄稿・ベルギー政治危機からデモクラシーを考える(松尾秀哉)(ベルギーの政治危機
多民族国家の「合意型デモクラシー」
フランドルとワロンの対立の背景
民族対立の裏に隠された「自由」対「平等」の対立
合意型デモクラシーの限界)
4 寄稿・安楽死と「自分の存在」(森分大輔)(自分の存在
「自分のもの」という思考
個人の繋がり)

著者紹介

高橋 和夫 (タカハシ カズオ)  
評論家、放送大学教授。福岡県北九州市生まれ。大阪外国語大学ペルシア語科卒業。コロンビア大学国際関係論修士。クウェート大学客員研究員などを経て現職。専門は中東研究、国際政治
三井 美奈 (ミツイ ミナ)  
読売新聞社記者。1967年奈良県生まれ。1989年一橋大学社会学部卒業、読売新聞社入社。社会部、国際部、ブリュッセル支局特派員、エルサレム支局長、ハーバード大学日米関係プログラム客員研究員、国際部デスクを経て、現在はパリ支局長
松尾 秀哉 (マツオ ヒデヤ)  
聖学院大学政治経済学部政治経済学科准教授。1965年名古屋市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門はヨーロッパ政治史、比較政治学
森分 大輔 (モリワケ ダイスケ)  
聖学院大学政治経済学部政治経済学科准教授。1968年横浜市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)