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アジア、老いの文化史 青春との比較において

出版社名 新泉社
出版年月 1997年2月
ISBNコード 978-4-7877-9704-9
4-7877-9704-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 272P 20cm

商品内容

要旨

時代と「老い」、社会と「老い」の関係をさぐる。古代から現代にいたる歴史の中で、「老い」はどう理解され、どのような姿を見せてきたのだろうか。アジア、なかでも中国と日本を中心に12の事象から迫る。

目次

1 古代における「老い」の諸相(三つの人生観―儒家・道家・神仙
切り捨てられた「老い」―『万葉集』のなかの家族
行基の軌跡―四十九院建立の道筋を追う)
2 中世の芸能にみる「老い」(「下男」の老年―中国古典演劇の人間模様
楽天的無常観の世界―日本中世文学の系譜から
「やまとごころ」と「時分の花」―ライフ・サイクルの日本的美学 ほか)
3 近代、「老い」と「若さ」の対抗(侯孝賢映画のなかの老人と若者―家族のなかの位置
平塚らいてうの青春と老い―父親・国家との対抗と融和
鶴見俊輔の青春のかたち―トラウマと再生 ほか)