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飛ぶ大学 北川辺発・金沢着の旅で考えたこと

出版社名 時事通信出版局
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7887-1860-9
4-7887-1860-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 183P 19cm

商品内容

要旨

エーリッヒケストナー『飛ぶ教室』(1933年)。「飛ぶ」、fliegendeは英語だとflyingのことです。不思議なことばです。ワーグナーに「フライング・ダッチマン」(さまよえるオランダ人)というオペラがあって、この世と煉獄の間をさまよう幽霊船の意味だとか。つまり、子どもから大人の間をさまよいながら成長する少年たちの学校の様子と内面を描いたビルドゥングス・ロマン(成長の様子を描いた小説)なのです。この「飛ぶ」(途方にくれながらさまよう)時期、ベク先生のような大人が果たす役割は重要です。

目次

第1章 大学を考える
第2章 先人に学ぶ
第3章 女性イノベーターに学ぶ
第4章 郷土を知る
第5章 生き方を考える
第6章 困難を力にする

著者紹介

大久保 英哲 (オオクボ ヒデアキ)  
1950年青森県生れ。(72歳)。1997年博士(学術)。盛岡大学講師、金沢大学助教授、教授。2015年名誉教授、金沢星稜大学特任教授、2020年金沢星稜大学女子短期大学部学長を経て、2022年より金沢星稜大学学長。専門は体育・スポーツ史。「地方からの日本体育史」をライフワークとする。「近代日本体育史における林正十郎『木馬之書』(推定1867年)の意義」で日本体育学会賞(最優秀論文)。体育史学会会長歴任。スキー・スケート、テニスなどスポーツを趣味とするが、近年は伊能忠敬にあやかり「散歩学」にいそしむ。その折考えたことなどを「学長コラム」「学長室の窓から」(ウェッブ)で公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)