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「承認」の哲学 他者に認められるとはどういうことか

出版社名 青土社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-7917-6937-7
4-7917-6937-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 235,10P 20cm

商品内容

要旨

近年注目の哲学者ホネットの「承認」論から出発し、ルソー、カント、アドルノなどの哲学界の巨人の議論、さらには村上春樹の小説や現代のSNSなどの事例にいたるまで、多彩な角度から社会的存としての人間の根本に迫る。

目次

第1章 導入―他者に認められること/他者を認めること(ありのままの自分を生きること/人目を気にして生きること
「認める」という行為、あるいは村上春樹の出現について ほか)
第2章 基礎的考察―「社会性」をめぐる考察へ(承認が認識に優先する
「社会性」とはどういう性質か)
第3章 体系―承認の三つの型、そして寛容(愛―承認の三つの型(1)
人権の尊重(差別との闘い)―承認の三つの型(2) ほか)
第4章 思想史的対話―尊重・寛容・承認(ルソー
カントとエルンスト・トゥーゲントハット ほか)
第5章 展開―承認論はどこに向かうか(「承認」の胡散臭さ(両義性)
コミュニケーション(社会的生)とは闘争である ほか)

著者紹介

藤野 寛 (フジノ ヒロシ)  
1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。フランクフルト大学学位取得。現在、國學院大學文学部教授。専門は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)