• 本

日本のポスター 明治・大正・昭和

出版社名 IBCパブリッシング
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-7946-0733-1
4-7946-0733-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

ポスターとはもともとポスト(柱)に貼られるものという言葉である。わが国でポスターに該当するものは江戸時代から商業活動に使われていたビラである。私は旅先の港町の塀や山間のバス停に忘れられたように残された仁丹やオロナインなどの色褪せたポスターや絵看板を見つけたとき、ふと安堵に似た心のやすらぎを感じる。それは私たちの生活の歴史にポスターが溶け込んでいるからであろう。

目次

和製ポスター、ビラ
煙草
ビールとサイダー
日本酒
洋酒、ワイン
食料品
娯楽、観光

展覧会、祭、博覧会
大売出し〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

欧米では、さまざまな分野のポスターが競って収集され続け、ポスター美術館まで設立されていますが、日本の商業ポスターは、そのほとんどが使用されたあとは破棄されてきました。しかし近年、日本でもポスターの収集、保存に力を入れはじめた教育機関や美術館も増えています。本書は、明治から昭和二十年にかけて制作された日本の商業ポスター集です。掲載されているポスターは、どれもその時代性を鋭く映し出しており、見応えのあるものばかりです。

著者紹介

三好 一 (ミヨシ ハジメ)  
1935年(昭和10年生まれ)。コーヒーカップ、蕎麦猪口、酒器の歴史や江戸期の陶磁器の値段などの生活文化を研究する。ギャラリー上方代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)