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自白調書の闇 大阪地裁所長襲撃事件「冤罪」の全記録

出版社名 宝島社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-7966-7028-9
4-7966-7028-9
税込価格 1,362円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

5人の罪なき若者はいかに戦ったか?捜査資料、裁判資料、被疑者ノートを元に、人質司法と冤罪の関係を克明に描く、法廷ノンフィクションの金字塔。

目次

第1章 別件逮捕
第2章 自白調書の闇
第3章 被疑者ノート
第4章 家族の苦悩と戦い
第5章 冤罪法廷
第6章 謀略の裁判員制度

おすすめコメント

08年5月、大阪高裁で未成年を含む5人の冤罪被害者に無罪判決が下りました。04年2月に発生した「大阪地裁所長オヤジ狩り事件」の判決です。この事件では、警察、検察の暴力等を駆使した違法な取調べから自白調書の創作まで、当局のやり口が凝縮されたものとなりました。冤罪の被害者たちは、いかにして無罪を勝ち取ったか?そのカギを握ったのが、「被疑者ノート」の存在です。今、全国の弁護士会では、不透明な警察、検察の取調べから被疑者を守るため、その模様を被疑者が克明に記録する「被疑者ノート」の導入を進めています。裁判員制度が始まったなか、冤罪・再審請求が多発する法曹界。スクープ資料、関係者への徹底取材を踏まえて浮かび上がる冤罪事件の作られ方を白日の下にさらします!

著者紹介

一ノ宮 美成 (イチノミヤ ヨシナリ)  
1949年大分県生まれ。同志社大学文学部卒業。新聞記者を経てフリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)