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発掘写真で訪ねる文京区・豊島区古地図散歩 明治・大正・昭和の街角

出版社名 フォト・パブリッシング
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-8021-3348-7
4-8021-3348-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 191P 26cm

商品内容

要旨

小石川区・本郷区・北豊島郡の時代にタイムトリップ!

目次

1章 歴史テーマで見る文京区(本郷区と小石川区が合併して成立―江戸時代からの「文の京」
その昔は不忍池が臨めた湯島天満宮―湯島情景 ほか)
2章 古地図で見る文京区(点在する江戸時代の遺産―六義園〜小石川植物園
八百屋お七、本郷に眠る―本郷通り周辺 ほか)
3章 歴史テーマで見る豊島区(池袋に劇場型都市空間を建設―豊島区90年
武蔵野の村からサンシャインシティの誕生まで―副都心池袋「百年の変貌」 ほか)
4章 古地図で見る豊島区(池袋モンパルナスとトキワ荘―椎名町駅〜東長崎駅周辺
大根畑から副都心への歩み―池袋駅周辺 ほか)

出版社・メーカーコメント

文京区は明治11年に成立した本郷区と小石川区が昭和22年の行政区画見直しで合併して成った。江戸時代から繁華な街であった文京区も鉄道交通の危機はあった。区内隅々に走っていた都電の廃止だ。区内を走る鉄道が丸の内線一本になってしまったのだ。しかし、昭和43年に三田線が走りだすと南北線、大江戸線と地下鉄網が充実。鉄道交通利便な区となった。豊島区は昭和7年に北豊島郡の巣鴨町、西巣鴨町、高田町、長崎町が東京市に編入され、4町の区域をもって発足しているが、文京区が繁華を誇っていた明治期は路面電車もなく牛車に馬車や大八車が行き交う東京近郊農村であった。しかし、明治36年に池袋駅が開業するとまもなく東武東上線と西武池袋線が開業。以降、豊島区は池袋を求心地に急速に発展した。田山花袋は大正9年発行の『東京の近郊』で「池袋の発展は非常だ。もとは畑で、何もなかったところがこういうふうに開けようとは思いもかけなかった」と驚いている。そして戦後は丸ノ内線を皮切りに地下鉄網が形成され、巨大ターミナルに発展。副都心池袋は豊島区を牽引している。本書ではこの2区について、古地図を眺めながらの紙上散歩にご案内したい。

著者紹介

坂上 正一 (サカウエ ショウイチ)  
東京・深川生まれ、1972年東京都立大学経済学部卒業。日刊電気通信社に3年ほど在籍後、日本出版社に就職。その後、フリーランスとして生活文化をフィールドとして活動。現在は新聞集成編年史を主資料に明治・大正・昭和戦前の生活文化年表づくりに取り組み中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)