• 本

家族信託はこう使え 認知症と相続長寿社会の難問解決

出版社名 ミーツ出版
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-8021-3356-2
4-8021-3356-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 295P 22cm

商品内容

要旨

家族が対立すると全員損します。だから「信託」!活用法が分かる本。

目次

第1部 家族信託と成年後見―老後を支える2大ツール長命社会が“常識”を変える(家族信託とは何か、用語集―「受益権」を知れば信託がわかる
夫婦を支える受益者連続信託―受託者が、父→母の財産管理人になる
「名義変更」が信託の中核機能―民法では「×」を「○」に変える5大機能 ほか)
第2部 信託と後見使わず資産凍結を回避―銀行系・その他の代替ツール(もっと手軽な凍結回避対策―後見、信託を使わずに家族ができること
「予約型代理人サービス」登場!!―全銀協指針を意識した?切り札的な対策
社協の「日常生活自立支援事業」―「遠隔地の家族」の強い味方になる ほか)
第3部 相続へ、今こそ信託―民法の限界を突き破る普通の家族の「困った」を解決(安心相続に欠かせないツール―今どきの相続は認知症以上の“難題”
民法があなたの相続を破壊する―超難問の解決に今こそ家族信託
信託しないと何が起きるのか―妻の認知症で相続が台なし ほか)

出版社・メーカーコメント

人生後半には2つの危機が待っています。「認知症」と普通の家の「相続」です。《相続がなぜリスクなのか、ですって!?》実は今、日本では相続がヤバイ!  生前の認知症は、意思能力喪失を理由に、自分の資産が凍結されて「自分のお金が使えない」という事態を招きます。一方、相続は?日本の民法が問題です。相続人は血族で固められ、配偶者のみが例外的存在。対夫(妻)の時のみ大優遇。そのほかは、子→親→兄弟姉妹の順に相続人が決まり、遺産を分けあわなければなりません。それぞれの相続人には「法定相続分」が決められ、それが極端に少ないと「遺留分」という権利が発生。遺言等で冷遇されても、相続分の半分は取り戻せる決まりになっています。この遺留分が相続を混乱させます。地価が高い日本では、妻が自宅を相続すると「子」という障害が立ちはだかります。遺言を書いても遺留分は侵害できず、母が子に代償金を払わされるはめにも。この理不尽は家族信託で予防できます。夫の義務として妻を守りましょう。家族信託を認知症対策ツールから脱皮、新視点から見直し「相続」分野での活用法を多彩な事例と共に紹介した活用本です。

著者紹介

石川 秀樹 (イシカワ ヒデキ)  
1950年静岡市生まれ。早稲田大学第一政経学部卒。静岡新聞記者40年、元編集局長。62歳で相続専門の行政書士開業。7年前から家族信託に出あう。同時に成年後見制度を知ることとなり、記者として、家族として疑問に思うことが多く、ブログなどで主張を述べてきた。2016年11月『大事なこと、ノート』出版。2018年7月静岡県家族信託協会を設立。2019年4月『認知症の家族を守れるのはどっちだ!?成年後見より家族信託』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)