
国家の終焉 ヘルマン・ヘラーの軌跡
二十世紀の政治思想 2
出版社名 | 中央大学出版部 |
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出版年月 | 2001年12月 |
ISBNコード |
978-4-8057-1125-5
(4-8057-1125-6) |
税込価格 | 2,860円 |
頁数・縦 | 253P 20cm |
商品内容
要旨 |
ヘルマン・ヘラーはハイデッガーに対置されるような思想家ではない。彼はやや先輩に当たるマックス・ウェーバーのような天才的な学者ではなく、また同じ年に生まれているアントニオ・グラムシのようなある種の直観を持つわけでもない。彼は終始尋常である。本書でヘラーを取り上げるのは、彼が二十世紀政治思想の現実的焦点となる国家、民族、主権、またそれに対抗する要素を持つ社会主義の問題に、あくまでも正攻法的な取り組みを試みており、まさしくそうであるが故に、その試みの限界点において期せずして二十世紀国家の限界点を露呈させているからなのである。 |
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目次 |
1 レヴァイアサン―誕生から滅亡まで |