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保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか

出版社名 太郎次郎社エディタス
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-8118-0821-5
4-8118-0821-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 182P 19cm

商品内容

要旨

学校のいじめ調査・対策とは何か。なぜ紋切り型の記者会見がくり返され、保護者が知りたいことは霧の中に残されるのか。

目次

第1部 親からは見えない学校の内側(学校の「いじめ調査」と「いじめ指導」とは
方針を決めているのはだれか
子どもは学校でどう過ごしているのか)
第2部 “寝耳に水”から始まる親の苦悩(「学校はいいことしか言わない」―学校に二か月通いつめた母親
保護者同席の話し合い―いじめた側といじめられた側
何が親子を追いつめたのか―“問題児”とその親)
第3部 “かやの外”からの脱却(これからの「いじめ認識」と「いじめ対応」
突破口としての保護者参加
学校側がすべきこと
子ども自身が解決すること)

おすすめコメント

クラスの惨状をどれだけ訴えても、原因を探ることもなく、動かない。個人情報をタテに何も教えてくれず、紋切り型の回答がくり返される。保護者は何もわからず、何の解決もしないまま、子どもに「いじめ撲滅宣言」をつくらせて幕引きとされる─。なぜこうなってしまうのか。30年以上にわたり小中学校の現場に立つ現役教員が、親からは見えない学校の内側を、いま明らかにする。

著者紹介

平墳 雅弘 (ヒラツカ マサヒロ)  
1956年、岐阜県大垣市生まれ。小学校に13年間、中学校に24年間勤務。現在、岐阜県内の公立小学校教諭。専門は美術。ポーランドの教育者・コルチャックの「仲間裁判」に着想を得た、子ども自身による問題解決の仕組みとして「子ども裁判」を考案・実践し、いじめや不登校をはじめとするさまざまな問題に向きあってきた。2003年、第35回中日教育賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)