タイ民主化と憲法改革 立憲主義は民主主義を救ったか
地域研究叢書 39
| 出版社名 | 京都大学学術出版会 |
|---|---|
| 出版年月 | 2020年1月 |
| ISBNコード |
978-4-8140-0253-5
(4-8140-0253-X) |
| 税込価格 | 4,070円 |
| 頁数・縦 | 379P 23cm |
商品内容
| 要旨 |
タイの近代政治は苦難の歴史であった。立憲革命以降、実にクーデターが13回、その都度憲法が破棄され新憲法が制定された。本来、立憲主義は民主主義の「質」を高めるために導入されるはずである。しかし新興国では、それが大衆の政治的要求を抑え込むために導入されている。大衆のパワーが既得権益層の危機感を煽り、「立憲主義」の名を借りて強化された司法が民主主義を脅かしているのである。立憲主義を謳って制定された憲法が民主主義を破壊する、現代政治のパラドックスを鋭く抉り出す。 |
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| 目次 |
プロローグ 民主主義への不信感は民主主義の限界なのか? |


