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日産自動車における品質ばらつき抑制手法QVCプロセス 企業における品質工学の戦略的活用

出版社名 日科技連出版社
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-8171-9495-4
4-8171-9495-2
税込価格 3,300円
頁数・縦 211P 21cm

商品内容

目次

第1章 日産モノ造り品質フレームワーク
第2章 品質ばらつき抑制による不具合/不満の改善
第3章 日産自動車における品質工学の活用戦略
第4章 設計エンジニアに必要な品質工学の基礎知識
第5章 設計エンジニアに必要な統計の基礎知識
第6章 QVCプロセスの標準ツール
第7章 QVCプロセスの進め方
第8章 QVCプロセス適用事例
第9章 機能展開のための考える力トレーニング

出版社・メーカーコメント

品質ばらつき抑制手法「QVCプロセス」とは、これまでの経験則や生産現場の努力に頼るものではなく、上流から品質ばらつきを科学的に改善する、日産自動車独自のツールとプロセスです。特徴は、機能展開と品質工学を組み合わせたことと、設計から生産準備、日常管理まで一貫したプロセスとしたことにあり、大きな成果をあげています。第1章では、日産自動車で構築、実践してきた品質向上活動の基本となる日産モノ造り品質フレームワークの概要を、第2章では、品質ばらつき問題が起こる要因とQVCプロセスに織り込んだ改善方策について解説します。第3章では、有効な品質ばらつき抑制、生産技術開発、材料開発に品質工学を適用し、経営目標の達成につなげる日産自動車における品質工学の活用戦略を解説します。第4〜5章で品質工学および統計の基礎知識を設計エンジニア向けに解説し、第6〜8章でQVCプロセスのツールと適用プロセスおよび適用事例を解説します。第9章では、QVCプロセスで物理現象をモデル化し、MECEに機能展開を行うために必要な「考える力トレーニング」について解説します。

著者紹介

大島 恵 (オオシマ メグム)  
1976年慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了。1976年日産自動車株式会社入社。主に強度信頼性設計、実験、振動騒音開発に従事。1998年車両システム実験部部長、シャシー設計部部長、車両要素設計部部長を歴任。2005年車両品質推進部部長、品質エキスパトリーダーとして品質向上に取り組む。自動車技術会浅原賞学術奨励賞受賞、日本科学技術連盟第41回信頼性・保全性シンポジウム推奨報文賞受賞
奈良 敢也 (ナラ カンヤ)  
1987年上智大学理工学部機械工学科卒業。1987年日産自動車株式会社入社。材料開発、安全部品設計、品質・信頼性向上に従事。現在、車両品質推進部品質向上推進グループ主管。慶應義塾大学理工学部機械工学科非常勤講師。品質工学会第8回品質工学研究発表大会品質工学賞発表賞金賞受賞、品質工学会第12回品質工学研究発表大会品質工学賞発表賞銀賞受賞、American Supplier Institute Award受賞、SAE World Congress Excellent Oral Presentation Award受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)