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部下を育てるリーダーのレトリック

出版社名 日経BP社
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-8222-4971-7
4-8222-4971-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 203P 19cm

内容詳細

部下を育てる リーダーのレトリック

プロローグ 
レトリックはリーダーの必修科目である

第1章 気づきを与える言葉
「苦手なことはやらなくていい」、「口下手でもいいじゃないか」、「『イケてる自分』を思い出そう」、「ストーリーに『君らしさ』はあるか」、「『すごい人』より『できる人』になろう」、「上司は万能じゃない」、「学ぶ相手を間違っていないか」、「マニュアルは裏を読め」、「正直者はバカを見ない」、「成功したときこそ、振り返りを重視しよう」、「失敗のなかの『小さな成功』を大切にしよう」、「準備を失敗するということは、失敗を準備するということだ」、「迷えることは幸せなことだ」、「『敵』は誰だ?」、「コピー取りの仕事も、会社の成果に結びついているんだよ」、「『夢』はいらない」、「失敗することが若手の組織貢献だ」、「『ムダ』を気にするな」、「正論は小声で言おう」、「人を頼れ」

第2章 部下の成長を促す言葉
「売り上げの目標は外してもいい。でも、新規開拓数だけはトップを狙おう」、「トップに立つ人には、その人だけの振る舞いがある」、「『出すぎた杭』になろう」、「超悲観的に準備して、超楽観的に実践しよう」、「『頑張った』は言い訳にならない」、「その目標にワクワクできる?」、「評価されなくても、がっかりするな」、「『仮説』を『事実』にしよう」、「120%を目指せ」、「思い切って、1日に回るお客さんの数を減らしてみよう」、「直感で決めていい」、「『森』よりも『木』を見よう」、「君の『本番』は何だ?」、「三流には三流の輝き方がある」、「『アウェー』の環境でも同じことができる?」、「未来の自分と話をしよう」、「相談するなら、選択肢を持ってきて」、「自分のどこを見てほしい?」 

第3章 チーム力を高める言葉
「まず、謝ろう」、「相手よりも先にあいさつしよう」、「波風を立てよう」、「君たちが覚えていないのは私の責任だ」、「相手に期待するな」、「みんなを平等に扱うとは限らないからね」、「『役割発言』はやめよう」、「本番はミーティングから始まっている」、「視点を変えて、仲間を増やそう」、「チームワークは捨てよう」、「『マスト』より『ネバー』を大切に」、「人の短所を使い倒そう」、「チャンスとピンチは解釈の違いだ」

おわりに

商品内容

要旨

「最初は選手の期待に応えようと努力したが、彼らから返ってきたのは、不満の声と蔑むような舌打ちだった―」早稲田ラグビー史上「最もオーラのない監督」と言われた男の人心掌握・部下育成術。

目次

第1章 気づきを与える言葉(苦手なことはやらなくていい
口下手でもいいじゃないか
「イケてる自分」を思い出そう ほか)
第2章 部下の成長を促す言葉(売り上げの目標は外してもいい。でも、新規開拓だけはトップを狙おう
トップに立つ人には、その人だけの振る舞いがある
「出すぎた杭」になろう ほか)
第3章 チーム力を高める言葉(まず、謝ろう
相手よりも先にあいさつしよう
波風を立てよう ほか)

出版社・メーカーコメント

あなたは何気ない一言で若手を潰していませんか――。

「リーダーは言葉を熟慮し、駆使すべき」の信念で、ラグビー選手の指導・育成に当たり、早稲田大学、U20日本代表で成果を上げてきた筆者が、若手のやる気を引き出す言葉のかけ方を具体的に指南する。   日本の管理職が普段、部下に投げかけている言葉にいかに間違いが多いか。筆者はラグビーチームでの実例を引きながら、「常識のウソ」を明らかにする。 部下の心に本当に刺さる指示、助言をしたいのなら、通り一遍の言い方ではダメ。真意をわかりやすく伝え、相手を納得させ、動かすためには、より効果的な言語表現(レトリック)を常に考える必要がある――。ともすると、マイナスのイメージでとらえられることもある「レトリック」が、「今やリーダーの必修科目になった」と筆者は言う。 「最初は選手の期待に応えようと努力したが、彼らから返ってきたのは、不満の声と蔑むような舌打ちだった――」。早稲田ラグビー史上「最もオーラのない監督」と言われた筆者は、監督就任当初の苦しい胸の内を、本書でこう振り返っている。誰もが認める「カリスマ」だった前任者との埋めがたい落差。それを痛感する中で、筆者は「リーダーが正解を示さなくても、部下が自律的に動いて成果を上げる組織」「叱らずに、若手のモチベーションを高めるマネジメント」を探求していく。 本書で紹介される言葉は、そのエッセンスとも言えるものだ。「部下に気づきを与える」「成長を促す」「チーム力を高める」という3つの切り口から考え出された51のレトリック。部下育成に悩む多くのリーダー、マネジャーにとって、明日から役立つ教材になるはずだ。

著者紹介

中竹 竜二 (ナカタケ リュウジ)  
(公財)日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター。1973年福岡県生まれ。93年早稲田大学人間科学部入学。4年時にラグビー蹴球部の主将を務め、全国大学選手権準優勝。97年卒業後、渡英し、レスター大学大学院社会学部修了。2001年三菱総合研究所入社。2006年早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、2007年から2年連続で全国大学選手権を制覇。2010年2月退任。同年4月日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターに就任し、指導者の育成、一貫指導体制の構築を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)