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プラトンが語る正義と国家 不朽の名著『ポリテイア〈国家〉』読解

テンミニッツTV講義録 2

出版社名 イマジニア
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-8284-2592-4
4-8284-2592-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 174P 21cm

商品内容

要旨

政治劣化、宗教紛争、多様化しすぎた価値観…。混迷の時代に読むべき「史上最大の問題作」をわかりやすく解説。自分が変わる驚愕の書。

目次

「すべてのこと」を扱った師上最大の問題作
プラトンが「対話篇」に仕組んだ興味深い仕掛け
『ポリテイア』の時代背景と設定を探る
「正義とは何か」第1巻の重要性と全巻の構図
ギュゲスの指輪…人は本当に正義でいられるか
なぜ戦争が始まるのか―ポリスをめぐる壮大な思考実験
日本の小学校で「音楽、体育」を学ぶのもプラトンの影響?
哲学者になるために「数学」「天文学」「音楽理論」が必須?
理性・気概・欲望…ポリスとの類比でわかる「魂の三部分説」
男女同業?妻子共有?私有財産廃止?…プラトンの真意とは
船乗りの比喩…「哲人政治」は理想か全体主義か
太陽の比喩、線分の比喩、洞窟の比喩…「善のイデア」とは
哲人政治から寡頭制、民主制への堕落…金銭欲と分断の末路
僭主制は欲望の奴隷…過度の自由が過度の隷属に転換する
詩人追放論と劇場型政治の批判…「イデア論」の本質と模倣
エルの物語…臨死体験から考える「どういう人生を選ぶか」

著者紹介

納富 信留 (ノウトミ ノブル)  
1965年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ケンブリッジ大学大学院古典学部博士課程修了(Ph.D.を取得)。九州大学文学部助教授、慶應義塾大学文学部教授をへて、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。第56代文学部長。また、2023年より日本哲学会会長。2007〜2010年、国際プラトン学会会長を務める。主な著書に『ギリシア哲学史』(筑摩書房、和辻哲郎文化賞受賞)、『ソフィストとは誰か?』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)