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梁の武帝 仏教王朝の悲劇

法蔵館文庫 も1−1

出版社名 法藏館
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-8318-2626-8
4-8318-2626-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 217P 15cm

商品内容

要旨

六世紀中国、梁朝の初代皇帝として君臨した武帝は、長期にわたる安定した政権を維持し、南朝文化の盛世をもたらした。彼はまた中国史上、最も仏教信仰に篤い皇帝であり、自ら菩薩戒を受けて皇帝菩薩とも呼ばれた。しかし、侯景の侵入に遭い、王朝は呆気なく滅亡し、武帝は幽閉のまま餓死する。それは果たして「溺信」が招いた悲劇だったのか。類い稀な皇帝のドラマチックな生涯とその時代の精神を鮮やかに描き出した不朽の傑作。

目次

1 序説
2 六朝時代の性格
3 武帝の生立ち
4 武帝の政治
5 梁代の文化と武帝の教養
6 武帝と仏教
7 梁の滅亡―侯景の乱

著者紹介

森 三樹三郎 (モリ ミキサブロウ)  
1909年京都府に生まれる。京都大学文学部哲学科卒業。大阪大学名誉教授。文学博士。1986年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)