• 本

植物の形には意味がある

BERET SCIENCE

出版社名 ベレ出版
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-86064-470-3
4-86064-470-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 293P 19cm

商品内容

要旨

何気ないように見える植物の姿には、生きるために磨き抜かれたしくみが隠されている。葉の形や大きさは何によって決まるのか、茎はなぜ細長いのか、花や果実の形にはどのような理由があるのか。

目次

第1章 葉はなぜ平たいのか
第2章 葉の断面の形を考えてみよう
第3章 葉の厚みの多様性を考える
第4章 葉の大きさと形の意味
第5章 茎はなぜ長細いのか
第6章 根はなぜもじゃもじゃなのか
第7章 花の色と形の多様性
第8章 果実の形は何が決めるのか
第9章 草の形・木の形を決める要因
第10章 生物と環境のかかわり

おすすめコメント

「タンポポ」のように茎が短く地面を這うように生えるもの。「玉サボテン」のようにトゲがあり球体のもの。水草である「キクモ」のように水中と水上で葉の形が異なるもの。植物と一口に言っても、さまざまな形のものがあります。葉や花はもちろん、茎や幹、根、果実、種子、花粉、細胞など、その形は千差万別です。これらは植物が生きてきたなかで手に入れた形なのです。本書は、形から植物の生きるメカニズムを探り、ほかの生物との関係性や進化についても考えます。

著者紹介

園池 公毅 (ソノイケ キンタケ)  
1961年生まれ。早稲田大学教育学部理学科教授。東京大学教養学部卒、同大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。専門は植物生理学。東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)