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浮きよばなれ 島国の彼岸へと漕ぎ出す日本文学芸術論

出版社名 作品社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-86182-775-4
4-86182-775-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 372P 19cm

商品内容

要旨

古事記、万葉集、源氏物語、保元物語、日蓮、徒然草、南総里見八犬伝、歌川国芳、河口慧海、幸田露伴、山田美妙、種田山頭火、小津安二郎、西馬音内盆踊り…。日本の歴史に名を刻んだ偉業は、同時にこの「日本」を内奥から突き破るかのごとき破格の挑戦でもあった!「この島国に居ながらにして平然と外部へ飛び出していった者たち」を召喚し、古代の記紀神話から21世紀のIT社会にまで連なる、文学・芸術の知られざる系譜を縦横無尽に語りつくす!

目次

浮きよばなれ
咎なくて死す―山田美妙
種田山頭火
兼好の方程式
兼好法師との対話
不壊の砦―『保元物語』について
マイスター馬琴
思考/芳香―歌川国芳
飛んでもニギハヤヒ
原理への憧れ
ファミリー・プロット―鳩摩羅什伝
日蓮
ようやく河口に辿り着いた、これから智慧の海へと漕ぎ出そう
弓と禅とアンチ禅
付託されたももの
姉を恐れるな、妹を犯せ―『源氏物語』・宇治十帖より
永遠のソレルス
以心伝心―五世野村万之丞
小津のエロティシズム
西馬音内
幸田露伴とビットコイン
パプアニューギニア随行記
二〇〇〇年の京都
二〇一七年の京都

著者紹介

栗原 明志 (クリハラ アカシ)  
1971年東京生まれ。作家、東京大学教養学部教養学科卒。現在、株式会社TBRの代表取締役として、音楽レーベルや盆踊チームなどイベントのプロデュースも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)