人・建築・地球とエクセルギー 環境物理学入門
出版社名 | 建築資料研究社 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-86358-954-4
(4-86358-954-9) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 334P 21cm |
商品内容
要旨 |
本書で著者は建築環境学の視点から熱力学・人間生物学の領域に踏み入る。例えば、ニワトリ受精卵の孵化プロセスに建築のパッシブ型技術とアクティブ型技術の原形を見る。水飲み鳥の玩具を用いて、地球環境システムの動的平衡の仕組みを示す。また重力と太陽光の振る舞いに応じた体内時計の同調性から明るさ一定不変の室内照明に警鐘を鳴らす。様々な光子の重さの違いを読者に描像させてから、室内側・室外側に設けた日除けの効果の違いがなぜ起こるのかについて教示する。さらに読者は炎天下、舗装道路や建築外壁面が40℃を超える温度になるのになぜ植物の葉面がそうならないかを理解することで、生命系を含めた地球環境システムの成り立ちの理解を深めていく。著者は述べる。「外なる自然と内なる自然が創造した様々な仕組みを賢く模倣する。それが人間の創出すべき技術の基本でしょう」と。建築環境学の視点からその礎となるべき環境物理学を構想するエクセルギー研究第一人者による“人・建築・地球”をめぐる40講。 |
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目次 |
第0章 改めて何を問い、学ぶか? |