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古代ローマごくふつうの50人の歴史 無名の人々の暮らしの物語

出版社名 さくら舎
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-86581-378-4
4-86581-378-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 286,14P 19cm

商品内容

要旨

居酒屋の女将アセッリナ、マンションの管理人エロス、戦車競走の賞金王ディオクレス、美容師ダプネ、クリーニング屋ステパヌス、ガラス職人エニオン、小学校の先生ルガ―2000年前の営みから蘇る古代ローマのリアル!図版255点。

目次

第1章 ローマのはじまりの歴史(エウアンドロス―ローマ建国の種となったギリシア人(前一三〇〇年頃?)
レア・シルウィア―ロムルスとレムスの母(前八世紀頃) ほか)
第2章 衣・食・住事情(ルキウス・アウトロニウス・ステパヌス―クリーニング屋の店主(一世紀)
ガイウス・ユリウス・ヘリウス―靴職人(一世紀) ほか)
第3章 日常生活をのぞき見る(アンナ・ペレンナ―民衆に愛される女神
トゥリア(仮)―内乱を生きた女性(前一世紀後半) ほか)
第4章 働く人たち(アントニウス・ムサとエウポルボス―皇帝と王の主治医(前一世紀)
ガイウス・クロディウス・エウペムス―食料品とワインの小売業者(一世紀後半〜二世紀初頭) ほか)
第5章 学術・技術の担い手(スプリウス・カルウィリウス・ルガ―“G”を発明した小学校の先生(前三世紀後半)
マルクス・アントニウス・グニポ―カエサルの家庭教師(前一世紀) ほか)

出版社・メーカーコメント

2000年前の営みから蘇る古代ローマのリアル古代ローマの人々は、どのような生活を送っていたのだろうか。本書ではローマが大きく発展した共和政末期から帝政初期に生きていた50人の人々(ときどき神様や伝説上の人物、動物も含む)に焦点を当て、彼らの碑文などの資料から当時の庶民の暮らしをひもといていく。取り上げる50人は、ほぼ無名の一般人だ。クリーニング屋の店主、居酒屋の女将さん、人気のパン屋、美食家、マンションの管理人、美容師、戦車競走の賞金王、兵士、ジュエリーデザイナー、モザイク職人、大理石取引業者、ガラス職人、配管工、小学校の先生、図書館司書、助産師など。彼らはカエサルやアウグストゥスといった、ローマの統治によって歴史を彩った有名人物ではない。しかしその暮らし・人生を一片一片集めることで、巨大なモザイク画のように古代ローマがリアリティをもってよみがえる。★写真多数!カラー口絵16ページつき

著者紹介

河島 思朗 (カワシマ シロウ)  
1977年、群馬県に生まれる。西洋古典学者。博士(文学)。京都大学大学院文学研究科准教授。国際基督教大学教養学部、東京都立大学人文科学研究科修士課程・博士課程で学ぶ。東京外国語大学、東京都立大学、いわき明星大学、日本女子大学などの非常勤講師、東海大学文化社会学部准教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)